みなさんは、使い終わったお茶の出がらしはどうしていますか?
「私は捨てています・・・(∀`*ゞ)テヘッ」
ですが、
何かもったいない感じがして少し調べてみると、料理や消臭剤、入浴剤として利用することもできるそうです。
そこでこの記事では、
お茶の出がらしについて紹介したいと思います。
出がらしとは
はじめに、出がらしって何?
出がらしとは
お茶の葉などを何度も煎(せん)じて、味や香りなどが薄くなってしまいしぼり出せなくなった残りかすのことを言うそうです。
お茶をいれたあとに残った茶葉を「茶殻(ちゃがら)」とも言います。
出がらしの栄養 (緑茶)
緑茶の栄養成分には、水に溶けやすい「水溶性」のものと、油に溶けやすい「脂溶性」のものがあります。
水溶性の成分
お茶をいれた際に溶けだす「水溶性」の栄養には、
カテキン・カフェイン・ビタミンC・アミノ酸(テアニンなど)があります。
「水溶性」の栄養素
・カテキン
抗酸化作用、抗菌・殺菌作用を持っているので、ウイルスなどから体を守ってくれます。
また、
体脂肪を減少させる働きがあるので、肥満予防や糖尿病の予防にも効果があるそうです。
・ビタミンC
抗酸化作用をもっていて、美容効果や免疫力を高める効果があります。
・カフェイン
眠気を覚ます効果や利尿作用、疲労回復などの効果があり、二日酔いの防止にもなると言われています。
・テアニン
リラックス効果や睡眠の質を向上してくれる効果があります。
など
脂溶性の成分
お茶をいれても溶け出さず、茶葉に残っている「脂溶性」の栄養には、
ビタミンA(βカロテン)・ビタミンE・食物繊維・ミネラル・クロロフィルなどが含まれています。
「脂溶性」の栄養素
・ビタミンA(βカロテン)
目や皮膚の粘膜を健康に保つ効果があると言われています。
・ビタミンE
強い抗酸化作用を持っていて、活性酸素の働きを抑える効果があります。
(活性酸素:呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活性化された状態のこと)
・食物繊維
食物繊維とは人の消化酵素では消化されにくい成分のことで、
整腸効果や血糖値の上昇などを抑えてくれる効果があります。
・クロロフィル
貧血の予防や血液中のコレステロールを抑える働きの他に、
胃腸の中に付着した老廃物を吸着して体外に排出するデトックス効果もあるそうです。
など
そのため、
お茶を飲むだけでなく、出がらしの茶葉も食べることで、水溶性と脂溶性の両方の栄養を摂ることが出来ます。
出がらしの活用方法
いつも捨ててしまいがちなお茶の出がらしですが、このような使い方もあるみたいです。
消臭剤
コーヒー、紅茶、緑茶などに含まれるカテキンには消臭効果があると言われています。
消臭剤の作り方は、
出がらしを自然乾燥、または、フライパンで焦げないように炒ったあとお茶パックなどに入れるだけで簡単に作ることが出来るそうです。
作った消臭剤は、冷蔵庫の中や靴箱などに入れてみてください。
また、
水分が残ったままの出がらしを電子レンジで温めることで、電子レンジの消臭もできるそうですよ~
入浴剤
緑茶、紅茶の出がらしを使った入浴剤は、出がらしをお茶パックや布の袋に入れてお風呂にいれるだけなので、ご自宅でも簡単に作ることが出来ます。
緑茶風呂の効果としては、
殺菌作用などによる肌トラブルの緩和や、リラックス効果、体臭予防、水虫にも効果があるとされています。
紅茶風呂の効果は、
日焼けした肌の炎症を抑えてくれたり、消臭効果もあるそうです。
ですが、
茶渋が浴槽につかないように早めに掃除した方が良いかもしれません。
料理
茶殻(ちゃがら)には7割ほどの栄養が残っていると言われています。
その茶葉に残った栄養もしっかり取りたいですよね!
そこで、茶殻(ちゃがら)を使って簡単に作れるのが「おひたし」です。
作り方は、
飲み終わった緑茶の茶葉にしょうゆをかけて、かつお節をまぶせば「おひたし」の出来上がりです!Σ(゚Д゚)
簡単に作ることが出来るので、みなさんも試してみてください!
他にも、
フライパンで茶殻の水分を飛ばしたあとに、しょうゆ・みりん・砂糖・かつお節・ごまなどを加え、炒めて作るふりかけなどもあるそうです。(ちりめんなどを入れても美味しいかも!)
甘いものが好きな方は、
クッキーなどのお菓子に緑茶や紅茶の出がらしを入れてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
お茶の出がらしについて(栄養や活用方法など)紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
出がらしは消臭剤や料理などいろいろなことに使えるので、捨ててしまっていたという方は、ぜひ活用してみてください!
また、
抹茶や粉末茶なら茶葉の栄養もしっかり摂れそうですね!
最後までご覧いただきありがとうございました_(._.)_